夢で終わった
龍泉寺鉄道

 昭和初期、龍泉寺まで鉄道を敷く計画があった。しかし、不況や戦争により実現することなく終わってしまった。




 龍泉寺一帯が、信仰や遊興の地として発展し、その南には白沢遊園地ができ、更に宅地開発も始まったので、昭和初期に瀬戸電気鉄道(現:名鉄)は龍泉寺鉄道の敷設を計画した。

 瀬戸電の小幡駅を起点として、途中に生玉・長命寺・松河戸・御野立所の駅を設け、龍泉寺北側に終点の龍泉寺駅設置という計画であった。
 しかし昭和初期の世界大恐慌や、その後の日中戦争などにより実現せず、幻の鉄道で終わった。


『瀬戸電鉄御案内』
 発行時期不明(尾張3大弘法があるので昭和7年以降、 「瀬戸電」なので昭和14年以前)




 2024/12/24