かつての堀川岸には製材業者が林立し、水面はびっしりと筏が係留されていた。川岸にはクレーンが建ち並び、水面から太い木材を引き上げトロッコに乗せて道路を横切り製材工場へ運んでいた。 このため堀川岸の至る所にクレーンがたっている風景をどこでも見ることができ、昭和31年の1万分の1地形図では25基が記載されており、その後の経済成長でさらに大幅に増えているが、最大数は不明である。 当たり前だった堀川の風景も大きく変わり、製材業者の多くは転廃業し、わずかに残る業者も筏輸送からトラック輸送を使うようになった。その結果、川岸のクレーンも撤去され、今も完全な姿で残るクレーンは桂川木材工業のもの一基になってしまった。 |
青点がクレーン 昭和31年 1/10000 |
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クレーンが活躍していた時代の風景 | ||||||
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2021/08/20 |
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