![]() |
||
![]() |
||
明から帰化して尾張藩に仕えた陳元贇。書家として、また元贇焼に名を残している文化人だ。一時期、当時は市街地はずれであったこの地(代官町交差点西・北)に住まい、創作活動を楽しんでいた。 |
|
|||
陳元贇(げんぴん)は明の人で、帰化して尾張藩に仕えた。文人で書道にたけ、陶器作りが得意で元贇焼と呼ばれ、寛文11年(1671)に亡くなり建中寺に葬られた。 住んでいたところは、『名古屋市史』には桑名町通、袋町の北の良学院付近(現:日銀前交差点の南東)と九十軒町(現:代官町交差点西・北)だが、場所は今では明確でないと書かれている。 『金鱗九十九之塵』には九十軒町の所に書家として記載され、住んでいたところは、ある人の話では最近諏訪氏が住んでいた場所と書いてあるが、古地図を見ても判然としない。 |
|||
![]() 陳元贇寓居の図 『尾張名所図会』 丸窓の中、右に座っているのが陳元贇 |
![]() 『安政名古屋図』 1854~60 |
![]() |
|
![]() ![]() ![]() |