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元は脇本陣格の旅籠屋であった「伊勢久」で、江戸後期の建築である。昭和59年(1984)に市の文化財に指定された。
市のホームページ「なごやの文化財」には次のように書かれている。
東海道「宮」の宿。旧七里の渡しの船着場に面して建っていた旧旅籠屋「伊勢久」。
文化5年(1808)の棟札があったといわれることから、建築は19世紀前半と思われる。
丹羽家は、東海道の主要な宿駅であり、桑名への渡しの渡船場であった宮宿(熱田)の脇本陣格の旅籠であった。破風付の玄関は、その格式のある面影を残しており、西国各大名の藩名入りの提灯箱も保管されている。
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