白山神社の道路を挟んだ北側にある日輪寺は、神仏混淆だった江戸時代は神社の別当寺であった。 本尊の地蔵菩薩像は色々な来歴があり、春日井市の文化財に指定されている。 |
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光雲山日輪寺は天台宗の寺で、明治の神仏分離までは白山神社の別当(仏事で神社に奉仕する)を勤めていた寺である。 元は味鋺村にあり護国院の末寺で満願寺の寺号であった。中小田井の願王寺の僧が護国院からもらい受け、味鋺原新田が開墾された8年後で、白山神社が現在地へ移転した翌年の万治3年(1660)にこの地へ移転し、天台宗に改宗して寺号も日輪寺に改めた。 本尊の地蔵菩薩は、寛文12年(1672)の洪水で朝宮に漂着した像とか、入鹿池付近にあって廃寺となっていた白雲寺の像が寄託されたとかの伝承があり、平成31年(2019)に春日井市の文化財に指定されている。 |
2024/10/04 |
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