短期間で廃業
鉄道車輌製造所
 鉄道車輌製造所は日本車輌と同じ頃に設立され、工場もすぐ近くだったが、短期間でなくなった会社である。




 鉄道車輌製造所は明治29年(1954)7月に愛知郡古沢村大字東熱田(現:熱田区)で設立され、日本車輌の北に工場を構えた。
 しかし33年(1958)の不況により経営が行き詰まり、その後操業を停止した。37年(1962)3月に陸軍省が工場と敷地を買収して東京砲兵工廠熱田兵器製造所の一部になり、会社は解散した。

 短期間しか存在しなかった会社だが、客車や貨車約580両を製造している。


『名古屋及熱田市街実測図』
明治33年





 2024/06/20